
平和を祈り、夕暮れの公園内を行進する参加者=8月11日、上越市川原町
第2次大戦中、直江津捕虜収容所で亡くなったオーストラリア兵と、刑死した日本人職員を慰霊する「平和の集い」が11日、新潟県上越市川原町にある収容所跡地の平和記念公園で開かれた。参加者は犠牲者への鎮魂に加え、ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く終わるよう祈った。
直江津捕虜収容所には大戦中、約300人のオーストラリア兵捕虜が収容され、厳しい寒さや飢えなどで60人が死亡した。戦後、8人の日本人職員が責任を問われて刑死した。
集いは上越日豪協会が毎年開いている。新型コロナウイルス禍で参加を見送っていたオーストラリア大使館(東京)の関係者も、3年ぶりに出席した。
上越市の児童文学作家杉みき子さんの詩「鎮...
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