熱心に練習に励む東海大男子バスケ部=神奈川県平塚市の湘南キャンパス総合体育館
東海大男子バスケットボール部シーガルスは全日本大学選手権(インカレ)を6度制し、関東大学リーグ1部で活躍する日本カレッジバスケ屈指の名門だ。1960年創部だが、2000年代に一気にトップへ駆け上った。
秋のリーグ戦真っただ中の9月上旬、神奈川県平塚市の湘南キャンパス総合体育館では白熱した練習が繰り広げられていた。部員はAチーム、Bチームを合わせて選手が41人、学生スタッフは22人。高校時代に名をはせた選手たちが汗まみれで駆け回り、学生コーチやマネジャーらスタッフも献身的に仕事をこなす。気迫みなぎるプレーに緊張感が漂う一方、時に笑顔も見られ、バスケに没頭できる喜びがコートにあふれた。
Bリーグ1部(B1)新潟アルビレックスBBの池田雄一選手(39)が4年生だった05年、インカレ初優勝を果たした。ほかにも昨年の東京五輪日本代表の田中大貴選手(31)=A東京=、ベンドラメ礼生(れお)選手(28)=SR渋谷=ら50人を超えるBリーガーを輩出。スタッフでは米プロNBAチームのコーチのほか、Bリーグ球団に約40人を出している。
現役時代に日本代表の主将を務めた陸川(りくかわ)章監督(60)=上越市中郷区出身=が01年に就任後、躍進を遂げた。選手、スタッフ計4人の県人も所属する。「明るく、楽しく、元気良く。ポジティブに考え、常にベストを尽くす」がモットーの指揮官が育み、チーム名が意味する「カモメ」のように羽ばたく部を取材した。
(東京支社・鶴巻新也)
東海大男子バスケ部の県人5人。後列左から陸川章監督、奥山颯太選手、山田二千翔選手、手前左から田中秀吾学生コーチ、丸山拓海マネジャー

ファミリー掲げ躍進
陸川 章監督 =上越出身=
陸川章監督は理想のチーム像として、自らを“親父”とする「ビッグファミリー」を掲げる。選手、スタッフの自主性を尊重し、家族のような一体感をつくることで東海大を上位に押し上げた。
2001年春に初めて練習に顔を出した時、...












