気温が下がり、温かい飲み物がおいしい時季になった。一息入れるときや、とっておきのお菓子を食べるとき、お気に入りのカップを使いたくなる。
記者が使っているのは、ポーランド陶器のマグカップだ。8年前、海外雑貨などを販売する東京のイベントを訪れた際、一目で購入を決めてしまった。藍色の模様と、手になじむぽってりとした形に温かさがあり、行ったことのない国への憧れをかき立ててくれる。
ポーランド陶器は「ポーリッシュ・ポタリー」「ボレスワヴィエツ陶器」と呼ばれる。生産しているのはポーランド西部で、ドイツとの国境近くの町ボレスワヴィエツ。スタンプでカラフルな模様を付けるなど、職人が手作業している。
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