
日に日に寒さが厳しさを増しているが、お風呂に入って体を温めるのが楽しみになっている。
湯船にヒノキやラベンダーなど、自分の好きな香りの入浴剤を加えると、入浴時間がいっそう充実する。お湯が緑や黄色に染まったり、ぶくぶくと泡が出たりして見た目も楽しい。
肩凝りや冷えに効果があるとされる商品もあり、日々の疲れが吹き飛ぶような気がする。ドラッグストアや雑貨店で気軽に購入できるので「今日はどれを使おうか」と選ぶのも楽しい。
日本の入浴剤の歴史は室町時代にさかのぼる。桃や梅、柳の木などの「五木(ごぼく)」と、ショウブやハスなどの「八草(はっそう)」を乾燥させるなどして、風呂に入れたことが始まりといわれる...
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