地酒を傾けた会合で、5月に開かれる国際会議のことが話題になった。7カ国の財務相らが新潟市に集まる。大きな会議になる。そのもてなしの場に「県内のどの蔵の酒が置かれるか」が皆さんの関心事
▼会場となる新潟市の酒が優先されるだろうとの予想があったり、酒瓶のデザインも考慮されるはずだとの見方もあったり。一銘柄に絞らずあれもこれも並べればいいという人もいて、予想は尽きない
▼財務相会議は先進国首脳による広島サミットに付随して5月11~13日に開かれる。各国要人が越後の田園風景をどう評するか聞いてみたい。しかし会議室から出るのは容易ではなさそうだ。警備の厳しさが伝わってくる
▼バイデン米大統領らを迎える広島は、物々しい警備になるらしい。5月19日からの首脳会議を挟む2週間、広島カープは本拠地での試合ができない。相手チーム用の宿を確保できないことが一因だという。現地に泊まり込む警備要員の数が相当数に上ることが読み取れる
▼せっかく各国から広島に集まるのなら宮島に足を運び、海に立つあの朱色の大鳥居を見てもらいたいものだ。そこに日本らしさがある。案内すべく検討されているが、船やヘリでの移動となると、それはそれで警備に悩むらしい
▼新潟でも会議室に缶詰めになってしまうのか。それはもったいない。地方開催の意味が薄れてしまう。食だけでも地方らしさを味わってもらえたらいいのだが。枝豆の時期にはちょっと早いか。5月の旬でもてなしたい。