90歳の地域住民を講師に迎え、子ども時代の思い出を尋ねた=新潟市南区の庄瀬小学校
90歳の地域住民を講師に迎え、子ども時代の思い出を尋ねた=新潟市南区の庄瀬小学校

 新潟市南区の庄瀬小学校で、お年寄りから昔の庄瀬地区の暮らしについて聞く授業が開かれた。児童たちは現在の学校生活との大きな違いに、真剣に聞き入っていた。

 総合学習の一環として1月に実施し、3年生11人が参加。庄瀬小を卒業した古田マツルさん(90)が講師を務めた。

 古田さんが小学生の時、庄瀬小は「庄瀬村立庄瀬国民学校」という校名で、現在地の本校のほか、2カ所に分校があった。古田さんは、かつては1学年の女子児童だけで約70人いて、現在の庄瀬小全校児童と同じくらいだったことや、遠足で西蒲区の間瀬海岸まで片道25キロほどを歩いたことなどを感慨深げに語った。

 古田さんが国民学校3年生の時に、太平洋戦争が...

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