糸魚川市は1月3日、地震災害対策本部会議を開き、能登半島地震による住宅の被害は3日午前7時現在194件で、屋根瓦の落下や基礎・柱の傾きなどの被害があったと報告した。高台にある京ケ峰地区の住宅では3日までに、家が傾く被害が1件、土台が崩れる被害2件が判明しており、市は京ケ峰地区のこの3世帯に対し、市が手配する宿泊施設への避難を要請した。
糸魚川市京ケ峰1の女性(85)宅では、地震で玄関先のコンクリートなどに割れ目ができ、室内の戸やドアが閉まらなくなる不具合が出た。傾きの影響とみられ、余震もあり割れ目は徐々に広がっているという。パトロールした糸魚川市職員から避難を求められた。
女性は「部屋を歩くと目が回るよう。こんな目に遭うとは思わなかった」と嘆いていた。
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