新潟県糸魚川市のJR糸魚川駅南側の住宅地などで能登半島地震の影響による液状化被害が、少なくとも10件程度あることが1月4日分かった。市はほかの地域でも調査を進めており、今後増える可能性もある。
駅に近い糸魚川市中央1の会社役員の男性(41)宅では、玄関前に敷き詰めたブロックなどが地震後にでこぼことなり、砂が露出している。
男性は「液状化は知っていたが、身近な場所で起きるとは思わなかった。家の中に入ると傾いていることも分かる」と落胆した表情で話した。
糸魚川市によると、中央1のほか、糸魚川駅前の一部などで被害が確認された。市建設課は「市として、液状化被害への対応は過去にもほぼないようだ。市内の能生、青海地域などでも調査を進める」としている。
× ×