
地震で段差ができた市道を応急復旧する新潟県建設業協会の作業員=1月28日、石川県珠洲市
能登半島地震で道路の損壊が集中した石川県珠洲市で、全国から駆け付けた建設業者が復旧作業に当たっている。新潟県建設業協会も交代で新潟県内の業者を派遣。道路にできた段差や無数の亀裂を一つずつ埋める地道な作業を続けている。2004年の中越地震を経験した作業員も現場で活動しており、「道路を通れなければ物資も運べない。被災者を思うと胸が痛む」と急ピッチで進めている。(新潟日報社取材班・奥村直之、写真は芳本卓也)
1月28日、珠洲市役所から車で15分ほどの里山にある市道。冷たい風が時折吹く中、新潟県長岡市から...
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