能登半島地震による新潟県内の住宅被害は、県のまとめによると、2月29日時点で1万9273棟となり、2万棟に迫っている。3月1日で地震の発生から2カ月がたつが、被害の大きかった新潟市を中心に被害棟数が増え続けている。
県内の住宅被害は25市町村で確認され、全壊101棟、半壊2688棟、一部破損1万6470棟。このうち新潟市では全体の7割超となる1万4034棟の被害が確認され、全壊92棟、半壊2592棟、一部破損1万1350棟となっている。
新潟市に寄せられた罹災(りさい)証明書の申請件数(重複などを除く)は1万4091件で、このうち交付したのは9419件。被害認定調査が終了したのは1万6176件となった。
県内の人的被害は重傷5人、軽傷44人。新潟市内の小学校に通う5年生の児童が帰省先の石川県で亡くなった。
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能登半島地震の県内被害状況は、県が3月から発表頻度を減らすため、随時掲載となります。