
直江津港の西防波堤に押し寄せる津波=上越市港町2
能登半島地震の復旧・復興に充てるため、政府が3月1日に閣議決定した予備費の追加支出で、新潟県内の道路や河川、港湾の復旧に計上されたのは計91億9千万円となった。県が支援を求めていた直江津、両津、小木の3港の埠頭(ふとう)用地部分の復旧に、特例として計4億3千万円を補助する。
地震による液状化で埠頭に亀裂や段差が生じたが、現行制度では国による支援の対象外とされていた。このため、花角英世知事が国に支援拡充を要望していた。国土交通省は「離島航路の拠点港で、国による岸壁工事と一体的に復旧を進める必要があると判断した」と説明した。
新潟県内関連ではこのほか、直江津港の岸壁工事に6億9700万円、国道の...
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