
液状化被害で大きく傾いた塀=新潟市西区
岸田文雄首相は3月8日の参議院予算委員会で、能登半島地震を巡り新潟、富山、石川3県の広範囲で確認された液状化水分を多く含んだ砂質の地盤が、地震による強い揺れで液体のように流動化する現象。地表に水や砂が噴出したり、地盤が沈下したりする。土管やマンホールが浮き上がることもある。埋め立て地や干拓地など、緩い砂質で地下水位が高い場所で起こりやすい。条件を満たせば内陸でも発生する。1964年の新潟地震では橋や鉄筋コンクリートの建物といった大型構造物が崩れ、対策工法の開発が進むきっかけになった。阪神大震災や東日本大震災でも発生した。による住宅被害の支援強化策を近く取りまとめる考えを示した。「3月中旬に予定する復旧・復興支援本部で成案を得るべく取り組んでいる」と...
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