
雪下にんじんを丁寧に掘り出す津南アグリの従業員=18日、津南町赤沢
新潟県津南町で特産の「雪下にんじん」の収穫が始まった。昨夏の猛暑を乗り越え、雪の下で寒さにも耐えて、みずみずしく育ったニンジンを、生産者は丁寧に掘り出していた。
津南の雪下にんじんは、夏に種をまき、秋に収穫せずに雪の下で越冬させて春に掘り起こす。青くささが消えて甘みやうま味が増すのが特徴だ。JAや農業法人などが手がけており、2019年6月には地域の農林水産物のブランドを守る国の地理的表示(GI)保護制度に登録された。
JA魚沼の子会社「津南アグリ」は3月18日から津南町赤沢にある畑で収穫を始めた。少雪で収穫が早まると見込まれていたが、3月に入り雪の日が多く、昨年並みの開始時期という。
雪消え...
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