
東京電力は4月16日、新潟県に立地する柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。7号機の原子炉に核燃料を入れる燃料装塡(そうてん)作業で15日夜に、制御棒を支える「ダブルブレードガイド」を原子炉に入れる際に、補助装置が作動して位置が間違っているとするエラーが表示され、作業が約3時間中断したと発表した。運転員らが確認すると、位置は間違っておらず、東電は補助装置の不具合だと判断し、エラー表示を解除して装塡作業を再開した。
燃料装塡は、...
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