
青森県むつ市の担当者(左)に中間貯蔵施設への使用済み核燃料搬入計画に反対する申し入れ書を手渡す市民団体の男性=4月25日、むつ市役所
原発から出る使用済み核燃料原発で一度使用した燃料。原発の燃料は原料であるウラン鉱石を加工し、焼き固めた「ペレット」と呼ばれるものの集合体で、使用後も見た目や形は使用前と変わらない。使用済み核燃料の中にはウランやプルトニウムなどのまだ燃料として使える資源が95~97%残っているとされる。を今夏にも受け入れ、一時保管が始まる見通しとなった青森県むつ市の中間貯蔵施設原発で使い終わった核燃料を再び使用できるように再処理するまでの間、一時保管する施設。青森県六ケ所村にある日本原燃の使用済み核燃料再処理工場の稼働が遅れる中、原発内の使用済み燃料プールの貯蔵容量にも限界があり、電力各社は対応を迫られている。青森県むつ市に施設を持つ「リサイクル燃料貯蔵」(RFS)は、東京電力と日本原子力発電が出資している。を巡り、地元の市民団体は4月29日までに「貯蔵期間終了後の搬出先が明確ではない」などとして、燃料搬入計画に反対...
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