
新潟市が能登半島地震の被災者向けに初めて開いた説明会=4月27日、新潟市西区鳥原
能登半島地震で液状化による多数の住宅被害が出た新潟市は4月27日、初めてとなる住民説明会を新潟市西区の黒埼市民会館で開いた。被災した道路や下水道の復旧見通しや今後の液状化対策の方向性などを示した。住民からは「宅地の液状化対策を早く示してほしい」との声や、半壊世帯への支援拡充を求める訴えが上がった。
説明会には約190人が参加した。道路の復旧予定について新潟市の担当者は、6月ごろから復旧後の道路の高さを住民に提示、秋ごろから工事内容などを周知し、工事を進めていく方針とした。
将来の地震に備えた液状化対策に関しては、2024年度中に被害状況の調査や分析を行うと説明。対策工事をする場合、着手まで2...
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