
選別や焙煎、袋詰めなど主要な作業を担う女性従業員=新潟市江南区茗荷谷
新潟市江南区の新潟市中央卸売市場内に、障害のあるスタッフがコーヒー豆の選別や焙煎(ばいせん)など主要な業務を担う「市場珈琲焙煎所」がオープンした。運営会社は「障害者の自立につながるビジネスモデルとして広めたい」と意気込んでいる。
焙煎所は、新潟市や新発田市で飲食店などを手がける「enn」(新潟市江南区)が運営。堀口太志社長(54)の「障害者が自立できる就労の場をつくりたい」という思いから、約10年前から障害者の積極的な雇用に取り組んでおり、現在は焙煎所も含めた3店舗で3人のスタッフが活躍する。
障害者がさらに活躍できるビジネスモデルを模索する中で、本来繊細な火加減の調整が必要な焙煎を、タッチ...
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