上越市内で見掛けた、個性豊かなごみ収集車の一部(整理部・継田麗子制作)

 「格好いい」「お仕事頑張ってー」。ごみ収集車やその作業員に向けて、手を振って応援する保育園児の姿を見掛けたことがある。

 毎日大体決まった時間にやってきて、ごみを車両の荷台後部に入れては走り去っていく。ごみ収集車は働く車の中でも、生活に密着した身近な存在だ。なのに見掛けるのはほんの一瞬で、じっくりと見る機会は少なかった。

 昨年9月に新潟県上越市にある支社に赴任して以降、市内のバイパスを運転していると、並走する収集車に目が行くようになった。

 荷台側面に地元の偉人をラッピングした車両や、荷台の上に品目の異なる物を載せる四角いボックスを重ねた車。紺や緑などの単色で、荷台に会社名や連絡先が書いてあるオ...

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