
いまや多くの人にとって欠かせないスマートフォン。そのほぼ全てに内蔵されているのが、衛星利用測位システム(GPS)だ。人工衛星が発信する信号を受信することで自分の現在地が分かる仕組みで、地図アプリで目的地までの経路を確認するといった活用をしている人も多いのではないか。
そのGPSを活用したアートが、関西を中心に話題を集めている。走った道のりを地図上に記録する機能を活用し、絵やメッセージなどを描くのだ。
名付けて「GPSラン」。インターネット上には動物や有名人の似顔絵、震災からの復興を願うメッセージなど、多様な作品が掲載されている。
「現代版のナスカの地上絵」。4年前にGPSランを考案し、450...
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