
六面立体パズル「ルービックキューブ」が1980年に日本で発売されてから、今年で40年。昭和50年代に日本中で大ブームを巻き起こした。ブームは下火になったものの、販売は続けられてきた。現在は、新型コロナウイルスの感染拡大で「ステイホーム」が呼び掛けられた影響もあって、売り上げを伸ばしているという。
1998年生まれの私も夢中になっている。小さい頃から、自宅やおもちゃ屋などで触れる機会はあった。しかし、そのたびに1面すらそろえられずに飽きて手放す、というのがいつもだった。
大学時代、友人に解く様子を見せてもらった。きれいにそろった6面のパズルが崩され、各面の色がばらばらに交ざっていく。ものの十数...
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