ロシアがウクライナへ侵攻し1カ月がたった。市民への無差別攻撃に歯止めがかからず、核兵器使用も懸念されている。
核が使われるような事態になればさらに多くの命が失われ、リスクはウクライナ以外にも及ぶ可能性がある。
局面の打開に向けて国際社会はさらに連帯を強めてロシアへの包囲網を築き、あらゆる角度から圧力をかけたい。
侵攻開始1カ月となった24日、先進7カ国(G7)の首脳会合と北大西洋条約機構(NATO)の緊急首脳会議がベルギーで開かれた。
いずれも対ロ圧力を強めることで一致。G7は首脳声明で対ロ制裁を完全実施するとし、生物・化学兵器や核兵器の脅威にも警告を出した。
ロシアのプーチン大統領は軍事作...
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