島外から多くの子どもたちが佐渡を訪れる修学旅行シーズンを迎えている。県外移動が制限されたウイルス禍で、新潟県内の学校を中心に一時大幅に増えた受け入れ数は、ここ数年で例年並みに戻った。佐渡金山が世界遺産登録を目指す中、2次交通の確保が課題になっているが、市などは貸し切りバスの持ち込みを支援。将来的なリピーターや佐渡ファン獲得につながるとあって、関係者は需要の掘り起こしなどに力を入れている。

 6月20日、新潟市立亀田東小学校の6年生約100人が、佐渡市下相川の観光施設「史跡佐渡金山」を訪れた。江戸時代の坑道に入った児童たちは「怖い」「すごい」と驚いた様子。本物の金塊を触るコーナーには順番待ちの列...

残り871文字(全文:1171文字)