能登半島地震2024年1月1日午後4時10分ごろに発生した石川県能登地方を震源とする地震。逆断層型で、マグニチュード(M)7.6と推定される。石川県輪島市と志賀町で震度7を記録し、北海道から九州にかけて揺れを観測した。気象庁は大津波警報を発表し、沿岸部に津波が襲来した。火災が相次ぎ、輪島市では市街地が広範囲で延焼した。で被災した新潟市西区のうち、液状化水分を多く含んだ砂質の地盤が、地震による強い揺れで液体のように流動化する現象。地表に水や砂が噴出したり、地盤が沈下したりする。土管やマンホールが浮き上がることもある。埋め立て地や干拓地など、緩い砂質で地下水位が高い場所で起こりやすい。条件を満たせば内陸でも発生する。1964年の新潟地震では橋や鉄筋コンクリートの建物といった大型構造物が崩れ、対策工法の開発が進むきっかけになった。阪神大震災や東日本大震災でも発生した。の被害が大きかったエリアで地震後の人口減少が一層進んでいる。地震直前の2023年12月末と直近の5月末を比べると、人口減少率は寺尾上3が9・3%、善久が8・7%で、いずれも4月末時点から悪化した。住宅被災者の転居が多いとみられる。

 新潟市が毎月公表する町内別の住民基本台帳人口によると、23年12月末〜5月末で寺尾上3は669人から607人に、...

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