
JAえちご上越の営農指導員から「戦略営農Navi」を使った指導を受ける男性(右)=上越市飯
JAえちご上越(新潟県上越市)が、2023年の記録的な猛暑で米の1等米比率が大きく下がったことを受け、夏場の高温対策を強化している。稲の生育状況をデジタルデータで記録する新システムを導入したり、篤農家の栽培ノウハウを共有したりと、あの手この手で生産者をサポート。毎年のように少雨や猛暑が続く中、JAは「できることは何でもやりたい」としている。
JAによると、2023年の管内のうるち米1等米比率は11・7%。例年85%前後だったのに比べると著しく低下した。中でも主力品種のコシヒカリは7%と振るわなかった。上越地域の作況指数も「不良」の93にとどまった。
2024年夏も高温が予想される中、JAが対...
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