早生品種の枝豆「味風香」の栽培に取り組んでいる平野圭祐さん=上越市頸城区
早生品種の枝豆「味風香」の栽培に取り組んでいる平野圭祐さん=上越市頸城区

 JAえちご上越(新潟県上越市)が、上越市と妙高市で早生(わせ)枝豆の生産を拡大している。2024年7月上旬から出荷できるため、有名ブランド産地も多い「茶豆」に先んじて店頭に並べてもらい、売り上げアップをもくろむ。枝豆全体の販売額は2023年度の6800万円から24年度は1億600万円と見込んでおり、目標としている「1億円産地」が達成できそうだ。25年度には出荷作業の効率化を図る選別機を導入して出荷体制を強化する。栽培面積の拡大も進め、26年度には1億6千万円を目指している。

 JAえちご上越は、米の転作作物として枝豆栽培を組合員に勧め、県内や関東圏などに出荷している。新潟市西区黒埼地区の「黒埼...

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