能登半島地震の初期対応について地域の意見を聴く会=7月31日、新潟市西区役所
能登半島地震の初期対応について地域の意見を聴く会=7月31日、新潟市西区役所

 能登半島地震2024年1月1日午後4時10分ごろに発生した石川県能登地方を震源とする地震。逆断層型で、マグニチュード(M)7.6と推定される。石川県輪島市と志賀町で震度7を記録し、北海道から九州にかけて揺れを観測した。気象庁は大津波警報を発表し、沿岸部に津波が襲来した。火災が相次ぎ、輪島市では市街地が広範囲で延焼した。の発生から8月1日で7カ月になる。新潟県の7月31日時点のまとめでは、県内で重傷8人、軽傷44人が確認され、住宅被害は25市町村で2万1919棟に上る。中でも液状化などの被害が集中した新潟市では今も罹災(りさい)証明書の申請が続く一方、今回の地震での初期対応を検証するため、住民から意見を聞き取る会を実施。次の災害への備えを始めている。

 県内の住宅被害の内訳は、全壊108棟、半壊3844棟、一部破損1万7953棟など。

 新潟市では全県の約7割に当たる1万5636棟の被害が確認され、内訳は全壊99棟、半壊3733棟、一部破損1万1804棟。新潟市の罹災証明書の申請件数は1万8753件...

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