
満州柏崎村の塔の前で慰霊の献花をする巻口弘さん=柏崎市緑町
第2次世界大戦時に国策で新潟県柏崎市から旧満州(中国東北部)に開拓移民として渡り、現地で亡くなった人々を慰霊する献花台が8月15日まで、柏崎市緑町の「満州柏崎村の塔」で設置されている。開拓団の関係者や市民らが訪れ、平和への思いを込めて花をささげている。
満州柏崎村は1942年に柏崎市、商工会議所が中心になって建設を決め、商工業者と家族ら200人超が、農業開拓団として満州に渡った。45年の終戦後、飢えや病気などで...
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