
直江津捕虜収容所で亡くなった叔父について語るテリー・ヒュートンさん(中央)=上越市西本町4
太平洋戦争中、新潟県上越市にあった直江津捕虜収容所で亡くなったオーストラリア兵捕虜を叔父に持つテリー・ヒュートンさん(78)と妻のジュリーさん(74)が直江津中等教育学校を訪れ、平和をテーマに授業を行った。夫妻は「戦争のない未来のために、過去の悲劇を学んでほしい」と呼びかけた。
授業には、オーストラリアで2024年秋、海外研修する4年生67人が参加した。叔父の最期を知ろうと来日したテリーさんは「叔父の死のショックはとても大きく、家族は今でも忘れることができないでいる」と話した。
テリーさんが生まれたのは広島に原爆が投下された1945年8月6日。母親は...
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