立秋が過ぎ、暦の上では秋でも、まだまだ冷たいものが恋しい時季だ。新潟県の魚沼地域には地元食材にこだわったり、見た目に工夫を凝らしたりした冷たいスイーツも少なくない。夏のお薦め商品を求めて5市町を訪ねた。
◆魚沼市「元気すもん」・かわいいあまざけフローズン
魚沼市守門地域の住民グループが運営する直売所「元気すもん」(須原)で、2024年春からの新メニューとして「かわいいあまざけフローズン」を提供している。赤米とコシヒカリの米麹(こうじ)だけで作った甘酒を冷凍した一品だ。

赤米はグループメンバーの多田真里さん(53)の家で生産する。炊いた赤米に米麹を加え、電気圧力鍋で55度の温度で12時間発酵させると、甘酒が出来上がる。
元々はイベントで冷たい甘酒の販売用に事前に凍らせていたが、解凍が間に合わず溶けきらないまま出したところ、客から好評で商品化した。

多田さんは「砂糖を使っておらず、玄米の優しい甘みと、こくがある。ぜひ一度味わってほしい」とアピールする。
400円。5〜11月の土日のみ営業。午前9時〜午後3時。080(9550)8884。
◆十日町市「ピオーネ」・地元産素材のジェラート
開店から8年目を迎えた十日町市新宮甲の「ピオーネ」は、地元産の素材にこだわる人気のジェラート店だ。...
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