自身の農園でイチジクの生育状況を確かめる鈴木哲也さん=9月5日、新潟市西蒲区前田
自身の農園でイチジクの生育状況を確かめる鈴木哲也さん=9月5日、新潟市西蒲区前田

 新潟県産ブランドイチジク「越(こし)の雫(しずく)」の出荷が最盛期を迎え、新潟市西蒲区のJA新潟かがやきの集荷場には9月5日、生産者が赤く色づいたイチジクを次々に運び込んだ。

 越の雫は県産イチジクの約7割を占め、ジューシーな果肉とさっぱりした甘さが特徴。西蒲区の農家を中心に約110人が生産している。ことしは春先の霜の被害が少なく、8月の雨量も適度だったことから、昨年より1週間ほど収穫が早まった。9月中旬頃までの実はみずみずしく、下旬から10月にかけてはしっかりとした食感が楽しめるという。

 早朝に収穫されたイチジクは、集荷場で丁寧に梱包(こんぽう)された。県内のスーパーなどのほか、関東や東北地...

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