JA直売所「ただいまーと」のぶどうEXPOの売り場。黄緑色のシャインマスカットが多くの面積を占める=三条市福島新田
JA直売所「ただいまーと」のぶどうEXPOの売り場。黄緑色のシャインマスカットが多くの面積を占める=三条市福島新田

 新潟県内有数のブドウ産地の三条市で出荷が最盛期を迎えている。近年は全国的にシャインマスカットの栽培面積が拡大し、県央地区でも同様だ。大粒で高糖度、種なし、皮ごと食べられる点が消費者に受け、スイーツの材料としても引き合いが強い。一方、主役を張り続けた巨峰の生産量が減少するなど、市場には異変も生じている。

 地元農産物が入荷するJAえちご中越の直売所「ただいまーと」(三条市福島新田)。旬のブドウの品ぞろえを強化する「ぶどうEXPO(エキスポ)」を9月16日まで開催している。入り口そばの一等地と言える陳列コーナーは、黄緑色...

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