
有機農産物の市場ニーズについて参加者が学んだ研修会=三条市荻堀
独自の基準を満たした有機米などを「しただ米」として発信している新潟県三条市下田地区で、自然と調和した農業をテーマにした研修会が開かれた。食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地(東京)の冨士聡子・執行役員Oisix商品本部長が、有機農産物の市場ニーズについて講演した。
有機農業や特別栽培の取り組みを広げようと、三条市が8月下旬に下田公民館で開催。生産者ら約20人が参加した。
冨士さんは、国が耕地面積に占める有機農業の割合を2050年までに25%(100万ヘクタール)へと拡大する目標を掲げている点を紹介。「小売業としても難しい目標だが、分かりやすいメッセージだ」と説明した。
世界の有機食品の市場は...
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