
原子力規制委員会の委員就任会見で抱負を述べる長崎晋也氏(左)と山岡耕春氏=9月19日、東京・六本木
原子力規制委員会原発推進を担う経済産業省から安全規制の役割を分離させ、原子力規制に関する業務を一元化した組織。東京電力福島第1原発事故を受けて発足した。国家行政組織法3条に基づき、人事や予算を独自に執行できて独立性が高い「三条委員会」として環境省の外局に位置付けられる。衆参両院の同意を得て首相が任命する委員長と委員4人で構成する。の委員に9月19日付で就任した長崎晋也(61)=原子力工学=、山岡耕春(65)=地震学・火山学=の両氏が19日、東京都内で記者会見した。長崎氏は「経験と知識を常に新しくし、謙虚に職務を全うしたい」、山岡氏は「科学に正直に、自然に誠実に向き合うことを信条に精いっぱい取り組みたい」と抱負を述べた。
2人の新委員就任は前委員の任期満了に伴う交代。
長崎氏は四国電力社員、東京大大学院教授などを経て...
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