
顧客や取引先が従業員に理不尽な要求をするカスタマーハラスメント(カスハラ)について、新潟県内企業の12・3%が直近1年以内に被害に遭っていたことが、帝国データバンク新潟支店の調査で分かった。全国平均(15・7%)を3・4ポイント下回った。業種別では小売りやサービスで割合が高かった。
調査は6月に実施し、新潟県内企業244社(回答率49・4%)から回答を得た。
カスハラ被害は「ない」と答えた企業が全体の64・8%、「分からない」は23・0%だった。
直近1年以内にカスハラ被害が「ある」と回答した企業を業種別にみると、小売りが30・0%、サービスが20・0%、卸売りが13・0%、金融が12・5%、製造が10・3%だった。
企業の規模別では、大企業が17・1%、中小企業が11・5%、小規模企業が12・5%。
被害があったと回答した企業からは...
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