
ガダルカナル島やビルマ方面で戦死した県人を追悼した慰霊祭=9月23日、長岡市西片貝町
太平洋戦争の激戦地だったソロモン諸島・ガダルカナル島とビルマ(現ミャンマー)方面で戦死した県人を追悼する慰霊祭が9月23日、新潟県長岡市西片貝町の慰霊碑前で営まれた。参列した遺族は、碑に刻まれた犠牲者の名前をなでたり、水をかけたりし、静かに手を合わせて鎮魂の祈りをささげた。
慰霊祭は新潟県内の遺族でつくる「ガ島・ビルマ方面戦没者慰霊碑保存会」(小林源四郎会長)が毎年実施し、51回目。遺族や遺骨収集に取り組む「全国ソロモン会」の会員ら約60人が参列した。
ガ島の碑とビルマの碑には計4224人の名が刻まれている。父がガ島で戦病死した加茂市の女性(92)は「父の記憶はほとんどない。遠い地で亡くなり...
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