
柏崎刈羽原発
東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。の周辺住民らが東電を相手取り、全7基の運転差し止めを求めた訴訟の第45回口頭弁論が10月23日、新潟地裁(鈴木雄輔裁判長)であった。原発敷地直下の断層が活断層かつて地震を引き起こし、今後も同じような活動をする可能性がある断層。断層の中でも、過去の一定期間に繰り返し動き、地震を引き起こした断層は、将来も同じように活動する(ずれ動く)可能性があると考えられている。日本ではおよそ2000の活断層があるとされる。ではないとする東電の評価を巡り、原告側は「合理的な根拠がなく、将来活動する可能性を否定することはできない」と主張した。
原告側は、柏崎刈羽原発の敷地深部を走る真殿坂断層の活動により、施設直下に複数の断層が形成されたと指摘。堆積した地層には...
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