
新しい煙突の据え付けが完了したごみ焼却施設。試運転も始まった=10月28日、燕市吉田吉栄
能登半島地震2024年1月1日午後4時10分ごろに発生した石川県能登地方を震源とする地震。逆断層型で、マグニチュード(M)7.6と推定される。石川県輪島市と志賀町で震度7を記録し、北海道から九州にかけて揺れを観測した。気象庁は大津波警報を発表し、沿岸部に津波が襲来した。火災が相次ぎ、輪島市では市街地が広範囲で延焼した。で被害があった燕・弥彦総合事務組合の環境センターごみ処理場(新潟県燕市吉田吉栄)の焼却施設で、新しい煙突の据え付け工事が終わり、10月28日、ごみ焼却の試運転が始まった。順調にいけば11月上旬にも本格稼働する見通し。
処理場は、燕市と弥彦村の家庭ごみなどを受け入れ、可燃ごみを2施設4炉で焼却していた。地震では、このうち2炉につながる1施設の高さ55メートルの煙突が、地上から約33・5メートル地点で傾き、稼働を停止。煙突は傾いた部分から切り離して撤去し、新しい煙突を据え付けた。
28日は、午前8時半ごろから、職員らが部品や機器の点検など準備作業を行い、午後2時半ごろ試運転を開始した...
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