
おにぎり作りを体験する米ハワイのコメオーナー=新発田市住田
新発田産米のファンを増やし、輸出拡大につなげようと、新潟県新発田市が海外向けの「コメオーナー制度」の取り組みを本格化させている。2024年の秋には、米ハワイ州から招いたオーナーたちが、稲刈り体験や観光を楽しんだ。市は「輸出増加とインバウンド(訪日客)獲得の両面で、好循環を生み出したい」と力を入れる。
「とてもおいしい。収穫体験も面白く、友人にも勧めたい」。9月下旬に新発田市内の田んぼで行われた稲刈り体験会。収穫後、地元産コシヒカリを味わったハワイ・ホノルル市のカールソン・マンさん(72)は笑顔で汗を拭った。
参加したのはハワイ在住で、この田んぼのオーナーとなっている33人。現地の旅行会社が企...
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