のっぺやおせち料理に用いられるギンナンの産地の新潟県弥彦村で、出荷がピークを迎えている。11月21日は井田山集出荷場(井田)に、生産者がギンナンを運び込み、丸々とした大きな粒が選別された。

弥彦村では2000年ごろ、農地の有効活用のためギンナン栽培が始まった。大粒に育ちやすく、もちもちした食感の品種「喜平(きへい)」に統一し、現在は生産者15人が2・1ヘクタールで栽培。「弥彦ギンちゃん」のブランド名で県内外に流通し、ふるさと納税の返礼品にも採用されている。

ギンナンは2024年が豊作の「表年」とされ、...
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