
温室効果ガスの削減に向けて「J-クレジット」の普及を目指す新潟市などのプロジェクトが、国に登録された。2025年度以降に実際に田んぼからの温室ガス削減に取り組み、国の認証を経てクレジットの販売を開始していく。
プロジェクト名は「新潟市みどりの農業推進プロジェクト」で、新潟市が11月28日に市農業活性化研究センターで開いた会見で登録を発表した。市が運営管理者となる。J-クレジット制度の農業分野で自治体が運営を担うのは全国で初めてという。
J-クレジットは、農林業者などが温室ガスの削減や吸収に取り組んだ際、その量を国が「クレジット」として認証する制度。クレジットを企業などへ売却することで、生産者...
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