
村上市役所
JA新潟県厚生連村上総合病院(村上市)の3月以降の分娩(ぶんべん)休止を受け、高橋邦芳市長は1月17日の会見で、妊産婦に対する支援策を発表した。妊娠20週以降の妊婦健診、出産、産婦健診の往復交通費と出産前の宿泊費を1泊につき最大1万1千円支給し、2025年度以降も継続する。
村上総合病院は2024年11月、分娩数の減少などによる収支悪化を理由に、分娩を休止し、対応は20週の妊婦健診までとすると発表。これを受け、市は独自の支援策を打ち出す考えを示していた。
対象となるのは、分娩休止により市外に転院する人、または分娩休止の発表以降に妊娠を市に届け出た人。最寄りの分娩施設まで、おおむね1時間以上かかる人に対しては、国の助成制度がある。市はこの制度の対象外となる人や自己負担分を補助する。
交通費は鉄道の場合は全額、自家用車の場合はガソリン代として1キロにつき25円を支給。高速道についても...
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