沖縄県のスーパーで販売された聖籠産のカボチャ「ブラックのジョー」(JA北新潟提供)
沖縄県のスーパーで販売された聖籠産のカボチャ「ブラックのジョー」(JA北新潟提供)

 JA北新潟(新潟県新発田市島潟)の管内で、カボチャの品種「ブラックのジョー」の本格出荷に向けた準備が進んでいる。2024年は沖縄県のスーパーで販売し、好評を得た。25年は販路を沖縄県のほか首都圏にも広げる。

 ブラックのジョーは、大手種苗メーカー「サカタのタネ」(神奈川)が19年に販売を始めた品種。濃厚な甘みと栗のようなホクホクとした食感が特徴だ。(1)多くの収穫が期待でき、病気にも強い(2)他の品種に比べて収穫後の変色が少なく、包丁で切りやすい-などのメリットがある。北海道などの主要産地で栽培されている。

 新潟県は農業者の収益向上に向け、ほ場整備の申請をした土地改良区などのうち、地区の面積の...

残り380文字(全文:680文字)