
柏崎刈羽原発
東京電力は2月28日、新潟県に立地する柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。1号機中央制御室原発をコントロールするための重要な施設。核分裂によりエネルギーを発生させ、取り出すための装置である「原子炉」や蒸気の力によって高速で回転して、発電機を動かす「タービン」の運転状況の監視などを行う。異常などの緊急時には事故回避や停止などの操作も行う。に設置されている屋外放射線監視盤で、放射線監視装置(モニタリングポスト)などの測定データが表示されないトラブルが2月27日にあったと発表した。同様のトラブルは1月26日にもあり、2025年に入って2回目。原因は分かっておらず、伝送回路などを調査している。
東電によると、トラブルは2月27日午前6時ごろから午後4時半過ぎにかけて、断続的に発生した。監視盤に表示されるモニタリングポスト全9台の測定値や、...
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