大腿骨用インプラントの特徴を説明するプロスパーの水上雅規社長=柏崎市軽井川
大腿骨用インプラントの特徴を説明するプロスパーの水上雅規社長=柏崎市軽井川

 新潟県柏崎市軽井川の医療機器製造「プロスパー」は歯科用インプラントなどとともに、大腿(だいたい)骨の骨折時に、骨の固定や接合のために使うインプラントを手がけている。日本人の体形に合わせて設計しており、医療現場からも「使いやすい」と好評だ。水上雅規社長(55)は「医療機器の製造を通じて地域医療を支えたい」と意欲を語る。

 1992年に水上さんの父が創業。チタンやステンレスの加工を得意とし、自社製品の製造や、他社からの受託製造をこなしている。

 歯科用、脳外科用などのインプラントは、プロスパーの主力製品の一つだ。整形外科用インプラントは、軽井川の工場で製造。県立病院やJA厚生連病院などの県内9病院で...

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