
第四北越フィナンシャルグループ(FG、新潟市中央区)は3月17日、群馬県の地銀「群馬銀行」(前橋市)と、「経営統合を含めた経営戦略について検討している」と発表した。一部報道を受けてコメントを出した。第四北越FGと群馬銀の預金の残高は単純合算で17兆2千億円程度。金融庁などの資料によると、統合が実現すれば預金量で地銀業界4位の規模となる。
日銀の金融政策の見直しで「金利のある世界」へ回帰が進み、大手行中心に貸出金利を引き上げており、顧客獲得の競争が激化している。人口減少で事業環境が厳しさを増す中、県域をまたいだ再編で規模を拡大し、地銀の生き残りに向け経営基盤を強化する狙いとみられる。
第四北越...
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