県内のコメ生産者に中干し期間延長への参加を呼びかけた集会=新潟市中央区
県内のコメ生産者に中干し期間延長への参加を呼びかけた集会=新潟市中央区

 自然由来のカーボンクレジットの申請手続き代行・販売を手がける「グリーンカーボン」(東京)は、新潟県のコメ生産者に水田の中干し期間延長による温室効果ガス削減への参加を呼びかけている。2024年に新潟県内で千ヘクタールだった面積を、25年は10倍の1万ヘクタールにする目標を掲げる。

 出穂前の中干し期間を1週間延ばすと、メタンの発生量を3割減らせるとされており、国の「J-クレジット」制度の対象になっている。コメの生産者が減らした温室効果ガスの排出量を国がクレジット(排出枠)として認証し、企業などに売却する。

 グリーンカーボンは24年10月、新潟市中央区に北陸営業所を開設した。新潟県をはじめ山形、富...

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