
自宅で県議会のインターネット中継を見守る橋本雄一郎さん。奥に飾られている写真は妻桂子さん=18日、上越市
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を巡る県民投票の実施を巡り、18日に県議会が出した結論はまたも否決だった。「自分たちで考えて、決めたい」。13年前にもあった県民投票の直接請求に続いて、その願いが実現しないことを確認すると、上越市の橋本雄一郎さん(52)は、自宅で眺めていた県議会のインターネット中継からそっと目線を外した。
県民投票を巡る直接請求は2012年にも行われた。橋本さんの妻桂子さん=20年に47歳で死去=はその活動の先頭に立った。
当時集めた有効署名数は約6万8千筆。今回は14万3196筆と、2倍超に上った。「桂ちゃんが...
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