
アクシアルリテイリング本社
政府の備蓄米を小売業に売り渡す随意契約国や地方自治体が価格などの条件を示して特定の事業者と結ぶ契約。手続きが簡潔でスピーディーに取引できる一方、契約先が恣意(しい)的に選ばれることへの懸念がある。国が財産を売り払う場合は、複数の事業者が参加する一般競争入札を行うことが原則と法令で定められている。ただ事業の目的上、入札で競わせることが適切でない場合や、緊急時などには随意契約が認められている。に関し、原信やナルスを展開するアクシアルリテイリング(長岡市)は27日、農林水産省に購入申し込みをしたと明らかにした。
精米や保管先の確保について、取引先などと調整している。自社商品として店頭に並べる方針で、米袋などの準備も進めている。売り出しのスケジュールや価格は未定。農水省によると、申し込み量は2022年産米195トン。
これまで放出された備蓄米はブレンド米として店頭で販売してきた。政府が売り渡し対象の要件として定める、年間1万トン以上の取り扱いは満たしているという。
アクシアルリテイリングは...
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