上越市は、田んぼに種もみを直接まく「直播(ちょくは)」の実演見学会を板倉区のほ場で開いた。農業者ら約50人が参加し、高さ約4メートルから次々と種もみをまくドローンの作業を見守った。
直播は育苗に必要な資材が不要で、苗を植える移植栽培と組み合わせることで稲の生育をずらせるため、経費削減や作業時期を分散できるメリットがある。
実演会は、約10年前から直播に取り組む農事組合法人「高野生産組合」のほ場で5月22日に実施した。担当者がドローンを操作し、水を張った約8500平方メートルの水田に、暑さに強い品種で倒れにくい「にじのきらめき」の種もみ約16キロをまいた。約30分で作業を終え、参加者はドローン...
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