越後平野の田園風景
越後平野の田園風景

 小泉進次郎農相が、コメ「作況指数コメ(水稲)の収穫量が多いか少ないかを示す指標で、市場価格などの目安となってきた。水田10アール当たりの平年値を100とし、指数が大きいほど豊作、小さいほど不作となることを表す。94以下を「不良」、95〜98を「やや不良」、99〜101を「平年並み」、102〜105を「やや良」、106以上を「良」とする5段階で評価した。」の廃止を発表した。長年収穫量を示す指標の一つとされてきたデータだけに、県内の関係者は衝撃をもって受け止める。ただ、近年は生産者の実感と指数との「ずれ」を指摘する声も相次いでおり、今後の収穫量調査の精度向上に対する期待も聞かれた。

 県内では、猛暑と渇水で等級が過去最低水準に低下した2023年は「95」、収穫直前の倒伏があった24年は「98」で2年連続「やや不良」だった。しかし生産者からは「作況指数より収量はもっと少ない」との声が上がっていた。

 ある県内JAの幹部は...

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